0877-22-2209
メンズ(パブ・メンズバー)
LAIR
- 丸亀市
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これはつい先程のことだ。
太陽の光がアスファルトを輝かせる。
窓を開けた俺の髪を冷たい風が揺らした。
俺は部屋でギターを愛撫するかのように
弾き続けていた。
ギターを弾いているときだけ、
不思議な空間に包まれている錯覚に陥るからだ。
楽しい。ただその一心だ。
そんな空間を打ち砕くかのように
インターホンが鳴り響く。
それに呼応し、ギターの弦のように
俺の体は玄関へと勢い良く弾かれた。
ドアを開くと見知らぬ男が立っている。
歳は20代後半くらいだろうか。
彼は苦情を言いに来たのだと思い、
俺の表情は硬直する。
しかし、彼の放った言葉は意外なものであった。
「僕にもギターを弾かせてくれませんか?」
俺は部屋へと走り、彼にギターを渡した。
結果から言おう。
プロ並みに上手かった。
俺は彼と連絡先を交換し、
彼は部屋へと帰って行った。
彼は自慢をしに来たのか?
純粋にギターを弾きたかったのか?
下手くそなギターを弾くなというメッセージか?
その疑問は未だに晴れないが、そんなことはどうでもいい。
彼とギターを弾いている時、とても楽しかった。
こういった出会いがあったことは素晴らしいことだ。
出会いは突然やってくる。
たった一つの出会いで人生が変わるかもしれない。
これからも一つ一つの出会いを大切にしたいと思えるひと時だった。
おぱんつ
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お腹出す前に電話出ます